角質層を守り 健康で美しい肌に

Case10 20代女性ニキビに対するコルネオセラピー

    
\ この記事を共有 /
Case10 20代女性ニキビに対するコルネオセラピー

尋常性ざ瘡(ニキビ)で皮膚科受診されている20代女性のケースを紹介します。

 皮膚科では、ニキビ治療のベースとして外用薬の過酸化ベンゾイルと外用抗真菌剤、ビタミン剤内服薬が処方されていました。

 また毎月1回、ケミカルピーリングを実施しておられ、自宅スキンケアは皮膚科で販売されているスキンケア商品を利用されていました。

 これらの治療を続けておられましたがニキビが良くならないため相談にお越しになり、ミコペリス化粧品によるスキンケア(コルネオケア)を開始することになりました。コルネオケア開始にあたり「外用薬とケミカルピーリング」は中止していただきました。

 コルネオケアを開始し、徐々に皮膚の炎症が軽快しました。

国際コルネオセラピー協会会員、薬剤師 藤木清志のコメント

 過酸化ベンゾイルは尋常性ざ瘡(ニキビ)治療に使われるお薬で、皮膚の常在菌であるブドウ球菌やニキビの原因として知られるアクネ菌などに対し抗菌作用を示します。また、角質の細胞間脂質(デスモソーム)に働き、角質剥離を促進することが知られています。

 この方は過酸化ベンゾイルを毎日使用し、さらに毎月ケミカルピーリングをやっていらっしゃいました。皮脂が多い場合や角質層の状態が良い(キメが整っている)状態の場合にはケミカルピーリングが奏功することもありますので一概に悪いとは言えませんが、角質の役割を考えた場合、皮膚の状態をよく観察して(専門家に相談して)ピーリングの実施を判断する必要があります。

この方の場合、毎日の外用薬と毎月の角質剥離はニキビ治療抵抗性にしていた可能性があります。

 ちょっと詳しくなりますが、角質は角質間脂質(デスモソーム)で結合し一体になって皮膚のバリア機能を発揮しています。一旦角質を傷つけてしまうと、バリア機能に重要なデスモソームは新しい皮膚ができるまで再生されません。つまり常に外部刺激を受けやすい状態になっていたわけです。

 さらに、この方が使っていたスキンケア化粧品にはアルコールが含まれています。アルコールは皮脂成分を溶かし肌の水分を蒸発させ乾燥させてしまいます。つまり、肌のバリア機能がより悪くなるということです。

 コルネオケアは角質を保護するスキンケアの手法です。角質を保護すると角質間脂質は正常に働き皮膚のバリア機能は高まります。その結果、表皮、真皮、皮下組織のターンオーバーが正常化し、健康で美しい肌に導きます。

 ピーリングも時には良いかも知れませんが、ニキビやアトピー、肌荒れがあるような場合はお勧めできません。そのような方には、角質保護(コルネオセラピー)が優先されるべきだと私たちは考えています。

 ニキビやアトピー、肌荒れでお困りの方がいらっしゃいましたら本サイト(corneotherapy.jp)お問合せからご相談ください。

◆資料:過酸化ベンゾイルの添付文書より抜粋

Key words

#コルネオセラピー、#コルネオケア、#スキンケア、#保湿、#ニキビ、#ざ瘡、#デスモソーム、#角層剥離、#角質層の水分量、#皮膚バリア機能、#角質層保護

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright©ミコペリス化粧品,2024All Rights Reserved.