角質層を守り 健康で美しい肌に

Case09 4歳児のアトピー性皮膚炎に対するスキンケア(コルネオセラピー)

    
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Case09 4歳児のアトピー性皮膚炎に対するスキンケア(コルネオセラピ...

皮膚科通院中の4歳児に対するコルネオセラピーの経過を紹介いたします。

この児は、全身に皮膚炎があり皮膚科にて治療されている方です。食事、お菓子だけでなく体調が悪い時にも皮膚炎が悪化していました。

下の写真は、コルネオセラピーを実施する前と5週間後の肌の状態です。コルネオセラピー前はよく耳たぶの下が切れたり、全身に皮膚炎がみられていました。コルネオケア用の洗顔フォームで全身を優しくあらい、入浴後はローションで保湿するセルフスキンケアを開始したところ、5週間で改善がみられました。お母さまの話によると、食べ物やストレスがあったときによく搔きむしることが以前はあったそうですが、それがほとんどなくなったそうです。ステロイド外用薬の使用頻度も劇的に減ったと言われていました。

コルネオセラピーを始める前は、手背にステロイド軟膏を頻繁に塗布していたそうですがそれでも皮膚炎は良くならなかったそうです。コルネオセラピーを開始したところ「スーッと良くなった」そうです。「全身の肌もボロボロになることが無くなった」と言われていました。

久しぶりに学生時代の友人が家に遊びきた際、その友達から「ゆうこちゃん(仮称)、なんか綺麗になった?」と言われたそうで、「久しぶりに見るゆうこに対して、毎日見ている私(母)より変化がはっきり見えたのだろうなと思います。なんだか嬉しくて嬉しくて。。。」

「体に合わない食べ物を摂ると痒みが出ることはあります。でも治るのが早くなりました。そして今は(以前と違って)肌を触るとツルツルしていて、肌質がかわったような気がします」、「この半年順調にいっていて、手の指にはステロイドを時々使いますが、体にはほとんど使わなくて済むようになりました」と、おっしゃっていました。

コルネオセラピスト 京田悦子のコメント

この方は遠隔地にお住まいであるため、ゆうこちゃんのスキンケアはお母さまがやっていらっしゃいました。時々お母さまからLINEで写真を送っていただき、スキンケアのアドバイスをさせていただいていましたが、お母さまとゆうこちゃんがしっかりコルネオケアをつづけてくださったことで肌質が以前より健康になったようです。

国際コルネオセラピー協会会員 薬剤師 藤木清志のコメント

痒みがあると搔いてしまいますが、掻けばかくほど角質層は剥がれ落ち、痒み知覚神経の閾値が下がります。つまり、小さな刺激でもすぐにかゆくなってしまいます。コルネオセラピーは角質層を保護するスキンケアです。この児のように角質層を保護すると外部刺激に対して強くなるということが示された症例だと思われます。

アトピー性皮膚炎ガイドライン2021*でも、アトピー性皮膚炎に対するスキンケアが重要であることが示されています。刺激が少なく、角質層を保護するスキンケアが大切になります。

*アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021(日本皮膚科学会雑誌131,2691-2777,2021)より抜粋

アトピー性皮膚炎では,皮膚バリア機能と保湿因子が低下している.角質層内の水分含有量は低下し,特徴的なドライスキンとなる.そのため非特異的刺激による皮膚のかゆみを生じやすく,また,種々のアレルゲンの侵入が容易になり,皮膚炎を惹起しやすいと考えられている.保湿外用薬(保湿剤・保護剤)の使用は,アトピー性皮膚炎で低下している角質層の水分含有量を改善し,皮膚バリア機能を回復・維持することで,アレルゲンの侵入予防と皮膚炎の再燃予防,痒みの抑制につながる。

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