Info03運動とコルネオケア
「運動習慣がある方の肌は実年齢より若く見える」と感じる方は少なくないのではないでしょうか。
今回は運動とコルネオケアの関係について紹介いたします。
運動すると美肌になる理由
1.運動すると皮膚の血行が良くなる
運動すると心拍数があがり全身の血液循環が良くなることは言うまでもありませんが、もう少し詳しくみてみると、血管(動脈)の内側にある「血管内皮細胞」から血管拡張成分のNOが分泌されます。その結果、皮膚の血流もよくなり皮膚組織のターンーバーが正常化に向い角質層を健康に導きます。
蛇足ですが、運動で血管が広がりますので血圧も下がります。運動した後に血圧が結構下がることを経験する方もいらっしゃるのではないでしょうか?
2.運動でかく汗が角質層を潤す
適度な運動によりかく汗は弱酸性で、角質層に水分を与えるという好ましい結果をもたらします。運動強度が高くなると汗に含まれるナトリウムイオンの量が増えるとともに水分が汗として大量に体外にでることになります。体の中では水分を一定に保持しようとする機構が働き、皮膚細胞の水分は少なくなるという結果をもたらしますので、運動するときはイオン水を補給するとともに適度な運動強度(有酸素運動)を維持しましょう。ニコニコペースで運動ができ強度、長く続けられる運動がおすすめです。
3.運動で睡眠の質がよくなる
運動するとよく眠れることを実感している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?運動と睡眠の関係についてはたくさんの研究がありますが、睡眠の質がよくなったり、その結果糖尿病になるリスクを減らすことも報告されています。
4.運動で美肌につながるホルモン分泌が分泌される
運動で分泌されるテストステロンというホルモンは、肌ツヤに関係するコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった成分を増やすと言われています。逆に、テストステロンは皮脂の分泌を促進しますので、クレンジングや洗顔は丁寧に行うようにした方がよいでしょう。
5.運動が内臓脂肪を減らす
暴飲暴食が数日続くだけでウエスト回りが大きくなる経験を持つ方もいると思いますが、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて「付きやすい」のです。その内臓脂肪が分泌するホルモンは血糖値を高くするものがあり、それがシミやシワの原因になることが知られています。逆に、内臓脂肪は「減りやすい」という特徴もありますので、日々の運動を継続することでスーッと減っていきます。シミやシワの原因が減りますので美肌に直結するのです。
この他、運動は骨を強くしたりコレステロール値を下げる作用もありますので、骨の薬やコレステロールの薬を服用されている方には適度な運動は特にお勧めです。
女性は中年ころからシミやシワが気になりはじめ、丁度その頃に閉経を迎えたりします。閉経によりホルモンバランスが変化することで骨密度が低下したり、コレステロール値が高くなったりします。運動はこれらの対策としても効果を発揮するのです。
運動とコルネオセラピーに関してご質問がある方は、当サイト(corneotherapy.jp)の質問コーナーからお問合せください。
文責
国際コルネオ協会会員 薬剤師 藤木清志
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